坐骨神経痛とは?
こんにちは!
八街ひまわり整骨院です🌻
いきなりですが、皆様は歩いている時や椅子から立ち上がる時などにお尻や太ももが痛む、または痺れる。そんな症状はありませんか?
その痺れや痛み、もしかすると坐骨神経痛という神経症状が原因かもしれません。
本日はその「坐骨神経痛」について詳しくお話ししていきます!!
坐骨神経とは?
坐骨神経は、坐骨を通りおしりの筋肉“梨状筋”(りじょうきん)を抜け足へ向かう末梢神経のひとつ。
末梢神経は脳と脊髄からなる中枢神経と体の各部を結び、体を自由に動かしたり、温度を感じたりする“伝導路”で、主に3つの神経から構成されています。
①運動神経
脳から指令を送り、身体の各部位を動かす神経
②知覚神経
痛みや温度などの感覚を皮膚、神経、関節を介して
中枢に伝える神経
➂自律神経
意思とは無関係に、内臓、血管、腺などの機能を調整する神経
私たちの下肢が自由に動かせたり、バランスよく歩く事が出来るのは、末梢神経である「坐骨神経」がしっかり働いてくれるおかげなのです。
坐骨神経の特徴
神経”というと、細いイメージがありますが、坐骨神経は末梢神経の中で一番太く、サイズはボールペンくらい、長さも1メートルと最も長いものになっています。
この長い坐骨神経は、“ 総腓骨神経 ”(そうひこつしんけい)と、“ 脛骨神経 ”(けいひこつしんけい)に分かれ腰椎から足の指まで伸びています。
その為、何らかの原因でこの坐骨神経に問題が生じると、この神経の通り道でもある、おしりから下肢にかけて痛みが引き起こされるのです。
坐骨神経痛の症状
「坐骨神経痛」の痛みは、自覚症状であるため本人にしか分かりません。
そのため痛みの表現も様々で、しびれは「ビリビリ」「ピリピリ」「チクチク」「ジンジン」など、痛みは「ズキズキ」などと表現される事が多いです。
痛みの場所は坐骨神経が通っている、おしりから下肢にかけて起こり、片肢に症状が出る場合がほとんどですが、両肢にあらわれる事もあります。
坐骨神経痛の主な症状 ・お尻から下肢にかけて痛みがある ・長時間経っているのが辛い ・腰をそらすと下肢に痛みや痺れが出る ・お尻の痛みが強く、座り続けるのが困難 ・腰をかがめると痛みが強くなる
このような症状が一つでもある場合、坐骨神経痛である可能性が疑われます。
また、上記以外にも…
・尿失禁や頻尿など、排尿障害がある
・会陰部がしびれたり、ほてるなどの異常感覚がある
など、しびれや痛みだけでない症状も出ている場合は、重度の腰椎疾患が疑われるので、早めに病院で検査を受けるようにしましょう
坐骨神経痛が起きる原因
坐骨神経痛を引き起こしている原因は様々ですが、主な理由として“腰椎疾患”があります。なかでも特に多い病名は「腰部脊柱管狭窄症」(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)と「腰椎椎間板ヘルニア」(ついかんばんヘルニア)です。
腰部脊柱管狭窄症狭窄症による坐骨神経痛
=年代
腰部脊柱管狭窄症は、50歳以上の中高年に多いが、もともと脊柱管が狭い人は30~40代で症状が出る人もいる。
=坐骨神経痛の原因
加齢により脊柱管が狭くなる事で神経根や馬尾を圧迫し、坐骨神経痛が引き起こされる。
=痛みの特徴
体を後ろに反らせると脊柱管がさらに狭くなり神経などを圧迫するため、
・高いところのものを取る動作
・腰をひねる動作
・背筋を伸ばす動作
などは痛みが出たり、痛みが強くなるのが特徴。逆に、前かがみになると脊柱管が広がるため、自転車の運転や、靴下を履くなどの動作は比較的楽に行える。
腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛
=年代
腰椎椎間板ヘルニアは、20代が最も多く続いて30~40代、次に10代の若い人に多い。
=坐骨神経痛の原因
椎間板がつぶれて飛び出す事で、腰椎の神経を圧迫し坐骨神経痛が起こる。
=痛みの特徴
前かがみになると痛みが出やすい
・あぐらや横座り
・中腰で行う動作
・猫背の姿勢
などは腰への負担が大きく、椎間板が飛び出しやすくなり痛みが出る。
「腰部脊柱管狭窄症」「腰椎椎間板ヘルニア」は主な病気としてご紹介しましたが、他にも骨粗鬆症(こつそしょうしょう)や腰椎圧迫骨折、腰椎分離症、脊椎カリエス、腰椎分離すべり症、化膿性脊椎炎、なども坐骨神経痛の原因となる病気だと言われています。
筋肉の衰えが坐骨神経痛の原因に!
筋肉量は20代をピークに減少していきますが、中でも最も衰えが早いのは下肢の筋肉。
上肢や体幹よりも早く、大きく減少していきます。
実は比較的軽症の坐骨神経痛の場合、おしりの筋肉の衰えが原因になっている事が分かっているのです。
おしりの筋肉は…
・坐骨神経を保護する
・坐骨神経に栄養を供給する血管を守る
・坐骨神経を冷えから守り血流を維持する
という役割があります。
そのため軽度の坐骨神経痛であれば、筋肉をつける事である程度改善できます。
また足腰の筋力低下は坐骨神経痛になるだけでなく、ロコモティブシンドロームや肥満の原因にもなりかねません。ロコモティブシンドロームを放置すると、足腰が衰え要介護状態になる危険性があります。
坐骨神経痛の治療方法
①物理療法
・温熱療法
・マッサージ療法
・低周波電気療法
・赤外線やマイクロ波による治療
・姿勢矯正
これらは主に血行を良くし痛みをやわらげる治療法。
姿勢矯正は、姿勢を良くし椎間板にかかる圧力を弱め痛みを改善する方法です。
②運動療法
体操やストレッチにより、筋肉の緊張を和らげ血行を良くし、痛みを改善する治療法。
徐々に運動の負荷を増やして行く事で、下肢に筋力がつき腰椎への負担が減ります。
手術後のリハビリとしても行われます。
③装具療法
コルセットなどで腰椎を支え、安定させる事で痛みを和らげる治療法。
腹圧をあげ腰椎を固定し、良い姿勢を保つ効果があるのですが、長期間使用すると筋力が低下してしまうおそれがあるので、1ヶ月程度を目安に利用します。
④薬物療法
薬物療法は、薬を使って痛みを和らげる治療法。
薬で疾患を治す事はできませんが、痛みが和らぐ事で気持ちが前向きになったり、活動的になれる事から、筋肉の低下を防ぐ事が期待できます。
⑤ブロック療法
局所麻酔や抗炎症剤を、神経の周りや神経へ直接注入する治療法。
痛みの伝達物質を一時的に遮断する事で強い痛みが緩和するだけでなく、自律神経の緊張も和らぐため血行が良くなり、体内で作られた痛み物質の排出も促されます。
ー坐骨神経痛の予防法ー
坐骨神経痛は、生活習慣を見直すことで予防・改善につながります。
日々の生活では
・正しい姿勢を保つ
・冷えを防ぐ
・肥満に注意する
・ストレッチを行う
このようなことを心がけてみましょう!
(⚠︎ダイエットやストレッチは無理のない範囲で行いましょう)
当院では坐骨神経痛の症状を抑える姿勢矯正や、電気療法、予防改善の為のストレッチなど様々な治療を行なっています。
気になる方は、当院のスタッフまで、お気軽にご相談ください!
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